このイベントは平成16年度花巻大会まで続けて実施されてきましたが、今後も継続されていくと思います。このイベントが続けられたのも、ATF 所属で、文部科学省認定日本レクレーションコーディネーター資格を苦労して取得された、若松義則さんを欠くことは出来ません。100人近いヨチョチ歩きの2歳児から10歳以上の子供達を1時間集中させ、汗びっしよりになって、ハンドボールに興じる子供達の相手をする若松さんの情熱やその迫力は、多くの参加者や保護者に強い感動を与えてまいりました。

エピソードその2

平成16年度第12回花巻大会で実施したアンケート調査によると、”親と子のふれあいタイムに参加したいが、自分達の子供はもう中学生、高校生は当たり前で大学生もいます。”という答えが返ってきました。

そうですねえ。第1回大会からもう11年経過しているのですから、この当時の子供達が大学生になっていても不思議ではありません。又幼い子供達に刺激を与えるこのようなイベントは、他の大会でも実施すべきであるというご意見も沢山頂きました。日本のハンドボール発展の基礎となるかもしれません。

4 、その他ー第1回大会開催における克服すべき3つの条件ー

1) 男女とも複数の参加チームの確保

まず参加チームについては、男子・女子共に複数のチームが参加しなければ大会は成立しないわけですから、都道府県協会に大会の案内を送付すると同時に、実行委員会のメンバーが個人的付き合いのある人達に連絡を取り勧誘した結果、男子5チーム女子4チームが参加の意志を表示して下さいました。しかもその内訳は関東地方が男女1 チームづつ、東海地方からは男子2チーム、女子1チームの計3チーム、近畿地方からは男女各1 チームづつ、そして中・四国地方からも男女1チームづつと、広範囲の地域からチームが参加してくれたことで、何とか全日本大会の面目を保って大会開催の第一歩を踏み出す事ができました。

2) 大会会場及び宿泊施設の確保

先にも述べました通り、全日本教職員大会と同時期、同地区開催ということで、会場及び宿泊施設については、教職員大会事務局が市内は勿論周辺地域の全てを確保しておりました。最終的にマスターズ大会の会場と宿泊施設につきましては中京大学にお願いする事になり、豊田学舎内の大学施設を使用させて頂く事ができました。大会会場は大学6号館大体育館に33mX19mのミニコートを3面作り、2面を試合コートで真ん中の1 面を練習コートとして使用しました。宿泊については、外部から大学に来られた人達の為に、合宿(続く)

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