に付いて記述してみましょう。

第2回大会は男子の参加チームがATF1チームでした。せっかくの時間と空間が在るのですから、会場に居る人達でチームを作ってゲームを楽しみました。

当時副会長の佐野和夫さんと理事長の山下勝司さんの国際審判員コンビが、金色の短パンをはいてレフェリーを務めて下さり、審判長の島崎政治さんと総務委員長の中野利一さんは選手として張切ってコート上に居るという状況の中で、ひょっとコートの外の得点掲示板を見ますと、高橋健夫会長が御自ら椅子に座って得点係をしておられるではありませんか。”俺にも是くらいなら出来るよ”と背中で語っているかのように得点カードをめくっている姿には何のてらいもなく笑顔すら浮かべて仕事をして下さいました。こんな光景はよそでは絶対に見る事が出来ませんよね。この調子が夜の懇親会まで続き、皆さん、ざっくばらんに昔の思い出しや将来の夢について語り合う事が出来ました。このような雰囲気こそがマスターズ大会の原点ですので、参加人数がどんなに増えようともこの原点だけは残して行きたいものです。

2) 全員参加で楽しい懇談会

マスターズ大会は、競技スポーツの第一線を退いたハンドボーラーの為のレクレーションスポーツと位置付けた大会なので、ハンドボールを十分満足するまで楽しんでもらうことと、ハンドボールの過去、現在、未来を語り合う場にすることの2 つの大きな目的を持っております。

懇談会は当初から全員参加を基本としており、お酒を酌み交しながら昔話に花を咲かせ、ハンドボールの将来を語り合う交流の場として好評を博しております。愛知県で開催された第2回大会から第6回大会までは、参加人数が多いといっても200人未満でしたので、居酒屋さんを借り切って座敷での宴会でした。又、第8回の松山大会では教職員会館のワンフロアーを借り切り椅子席で行なわれましたが、250人近い参加者となり超満員の中での懇親会となりました。

その後は、参加者が400人を超えるようになり、大学の学生食堂やホテルの宴会場など、座席形式で多人数を収容できる会場を探すのに、大会実行委員会の皆さんは予算と相談しながら苦労しております。

エピソード その6  壁一面のスナップ写真

愛知県で開催されました大会では、開・閉会式を始めとしてチームや全体の集合写真、ゲーム、懇親会など沢山のスナップ写真を撮ってきました後藤恵里子さんには多忙の中、わざわざ東京から出張されて各場面を的確な角度から撮影して頂きまして、参加者から大(続く)

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