年配の方でない限りほとんどの人が、11人制ハンドボールの経験はないことかと思います。

日本では昭和48年(1963)に11人制は廃止され7人制に一本化されたからです。当時を懐かしむ人達や攻防が分かれているために、年配の方にもゲームに参加できることから、マスターズハンドボール大会等で行われています。現在ハンドボールをやっている人でも、見たことも聞いたこともない人がほとんどでなので、簡単に11人制の紹介をします。

ルールブックを詳しく読んで書いたわけではありませんが、体験的に得たルールで、このことを知っていれば違和感なく11人制のプレイが出来ると思います。

後日ルールブックを読み直して、修正したり書き加える予定です。

1,ほぼサッカーコートと同じ、広いです、

競技場は、今のサッカーコートと同じ大きさと考えてよいです。
ゴールは今のサッカーゴールと同じ大きさです。
ゴールエリアは、半円で13M、フリースローラインは19Mで半円です。
7Mスローに当たるラインは14Mラインです。

court

2,スパイクをはいてプレイします

今のサッカーと同様の服装、靴(スパイク)で行っていました。雨でも同様に競技がありました。マスターズ等では、普通のスポーツシューズをはいてプレイします。

3,7人制と違うところ

◯競技場に35mラインがあります。

35mラインの中へは最大6人しか入ることが出来ません。従って、その地域での攻防状況は7人制と同じです。下の図では、赤が攻撃していますが、4人の防御プレーヤーは、相手の攻撃に備えて待機しています。

35line

◯ダブルドリブルは反則になりません。

ダブルドリブルがないために、何度でもドリブルできます。

4、反則やボールが競技場の外に出た場合などのスロー(リプレイ)はほぼ同じです

今の7人制と同様なスローがあり、特別なスローはありません。スローインは、サッカーと同様に両手で頭の上からスローします。スローオフは、センターサークルから行います。

5,攻撃専門と防御専門のプレイヤーがいます。

11人制の特徴は防御専門と攻撃専門のプレーヤーいることです。ゴールキーパーを除いて10人のフィールドプレーヤーがいます。基本的には5人が攻撃専門、あとの5人は防御専門です。35mラインの中へは6人はいることが出来るので、防御専門からの中から一人、防御専門のプレーヤーの中から一人は攻防両方に参加することになります。特定の選手、あるいは交替しながら「6人攻撃6人防御」をすることになります。攻防に参加する選手の走る距離は長く、運動量が大変多くなります。(勿論、攻撃、防御5人づつでやってもよいのですが、6人攻撃、6人防御が戦術上基本)

4,審判は3人で行います。

審判は主審、線審2人の3人で行いますが、線審はボールがゴールインしたかどうかの判定や、ラインクロス等の判定をします。7人制も初期の頃はこの3人体制でやっていました。

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